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2020.11.01

鍼灸とラーメンが似ている件について②


【お知らせ】
先日YouTubeで新しい動画アップしました。
「【3分で説明】あなたがお灸をするとこうなる
是非ご覧ください。



 前回記事
「鍼灸とラーメンが似ている件について①」
の続きです

 鍼と灸の歴史は古く、発祥は2千年以上前の古代中国だと言われています。
 日本へは遣隋使や遣唐使の時代に日本に伝えられますが、その後長い歴史の中で様々な工夫が施され、今に至ります。

【鍼の痛みを和らげる鍼管法】


下の図は中国の鍼です。


 結構太くて長いです。これを直接エイッと刺します。
 実際痛いので刺される方も「アイヤー」って感じでしょうか?

 日本での大きな変革は、江戸時代に鍼管法(しんかんほう)が発明されたことです。
 まずはこれについて説明します。

 こちらが日本の一般的な鍼です。

 鍼管と呼ばれる管に鍼を入れ、鍼管より少し飛び出た鍼の頭をトントンと指で叩いて押し込みます。こうすると刺入時にあまり痛くないので、恐怖心さえ無ければ小さなお子様でも大丈夫な場合もあります(通常は小児鍼という刺さない鍼を使用します)。

 そして鍼管を外し、鍼を適度な深さまで刺入します。

 この方法は、痛みや刺激によりデリケートな日本人に適する刺入法として、江戸期に杉山和一が発明し定着していきました。

 次回に続きます

 

田村はり灸治療院 田村宏樹
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